大学に進学する人が滅多にいない高校で3年間野球漬けの高校生活を送ってきた大山さんは武田塾 大阪校に通う生徒さんです。学校のみんなは大学に進学するという雰囲気ではない中、野球で鍛えられた精神をフル活用して受験に挑みます。最初こそ最低偏差値30台から始めましたが、持ち前のガッツで大きく偏差値を上げて志望校である関西大学にたったの半年間で合格を遂げます。
これぞ武田塾の逆転合格劇!ともいえる大山さんの合格者カレンダーです。
関西大学社会安全学部
関西大学はその名の通り関西にある大学で、東京で言うMARCHと同じレベルの大学群である関関同立に含まれます。関西大学の偏差値は50〜67.5、倍率は約3倍越えと高く、社会安全学部の偏差値は52.5と決して簡単な数字ではありません。 そんな関西大学のイメージは一言で表すと「元気」。健全な大学生と聞いて思い浮かべるまさにその姿、と言っても過言ではないほど活気にあふれた学生が多いイメージです。
関関同立の中でも圧倒的な人気を誇る関西大学ですが、大学の規模が大きく、学部数学科数も多く、幅広い範囲を学ぶことができるため、関西内だけにとどまらず関西外からも人気を集めています。
更に、関西大学では学んでいるテーマに関してレポートで発表を行うなど、社会に出てからも活かせる力を身に付けられるという点でも人気の様です。東京で例えると法政大学に匹敵するレベルであるといえます。今回は、半年間で大幅に実力を身に付けて志望校合格を遂げた大山さんの合格までの道のりを紹介します。
大学進学が珍しい高校で運動漬けの日々から受験を決意
大山さんの通っていた高校は普通科・体育科・武道科がある運動に特化した学校で、大山さんは体育科に通っていました。体育科で野球漬けの日々を送り、高校3年生を迎えます。高校から大学に進学する生徒さん自体がほとんどいなかったため、かなりの挑戦にはなりますが、大山さんは大学進学を決意し、高校3年生の8月に武田塾に入塾を決めました。
今まで野球ばっかりしてきたため勉強をしたことがほとんどなく、7月に受験した記述模試の結果はなんとボロボロでした。
【7月記述模試 結果】 | |||
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科目名 | 得点 | 偏差値 | |
国語(現古) | 69/200点 | 48.8 | |
現代文 | 46/100点 | 50.5 | |
現古 | 69/100点 | 46.9 | |
英語 | 24/200点 | 37.6 | |
日本史B | 32/100点 | 46.4 | |
政治・経済 | 24/100点 | 43.3 |
現代文はなんとか50台に乗っかりましたが、英語は30台・そのほかの科目も40台と、関西大学の偏差値にはなかなか及びません。
しかし、大山さんは大学に進学するのであれば関関同立以上しか考えていない、ということで関西大学1本で受験勉強に取り掛かります。
大山さんが武田塾に入った理由
今まで勉強をしてこなかった大山さん。8月から受験勉強を始めても普通に勉強や対策をしていては合格できないと考えます。
「逆転合格」を目指した大山さんはインターネットで検索をした際、武田塾が最初に目に入り、武田塾にお話を聞きにやってきます。実際に武田塾の話を聞き、勉強方法や過去の実績などを聞いたところ、授業をせずに個別指導で自習を進めていく学習スタイルを魅力的に感じ、ここなら逆転合格も夢ではない、自分だけに合った学習方法で今までの後れを取り戻すこともできそう!ということで入塾を決意されました。
野球部で鍛えたメンタルで勉強を基礎からこなす
高校3年生の8月に武田塾に入塾するものの、今まで勉強をしてこなかったため、基礎から勉強を進めます。
最初の宿題は「システム英単語」の単語を100個ずつ覚えること。1日に100個は無理!と思うかもしれませんが、武田塾独自の暗記方法を行うので1日100個も無理ではありません。英文法は「肘井学の ゼロから英文法が面白いほどわかる本」、「関正生の英文法ポラリス」、「肘井学の読解のための英文法が面白いほどわかる本」、「入門 英文解釈の記述70」にとりかかり、勉強は順調に進みます。
8月から基礎に取り掛かり、「入門 英文解釈の記述70」は9月の終わりには完了するという順調なペースで勉強を進めました。夏休みは1日12時間も勉強に取り掛かりますが、野球部時代の練習がしんどかったため、勉強はあまり苦では無かったようです。運動に本気で取り組んでいた人はその気になれば勉強も行ける!と語ってくれました。
11月にはMARCH・関関同立ルートに突入
10月からは英語長文に取り掛かります。英語長文では「レベル別英語長文問題ソリューション1」「英語長文ハイパートレーニングレベル2」に取り掛かるものの、基礎をしっかりと固めていたため問題なく読むことができました。
武田塾では段階を設けており、1つ上の段階に行くためには段階突破テストで合格点以上を取る必要があり、このテストは合格するまで何回も繰り返し行われます。大山さんは、1回目の日大レベルの段階突破テストでは文法で躓くものの、その後、文法のやり直しを行ったことで2回目3回目で合格します。10月以内に日大レベルを突破し、11月にはMARCH・関関同立のルートに突入しました。
MARCH・関関同立のルートでは「レベル別英語長文問題ソリューション2」「関正生の英語長文ポラリス2」を進めますが結構難しく、躓きます。武田塾の先生に相談したところ、大山さんに合った対策方法を教えてもらいます。アドバイスをもとに1回基礎に戻り、簡単な文章を何回も読んで長文全体のイメージを掴む感覚で勉強を進めたところ、「レベル別英語長文問題ソリューション2」「関正生の英語長文ポラリス2」も読めるようになりました。
また、今までは英語長文を読む際に単語しか目に入っていなかった大山さんですが、単語単位ではなく、文章全体で何が言いたいのかについて意識し、段落ごとに整理して各段落では何について述べているのかメモを残すようにしたところ徐々に長文にも対応できるようになっていきます。高田先生もぜひ受験生に実践してほしい勉強方法の1つとしてこの学習方法を挙げているのですが、各段落で「この段落はこういう話」というように話の内容をメモしながらまとめていくことで長文全体に対する理解も深まるとのことです。
志望校を1つに絞った成果が発揮される
関西大学の入試は2/1から始まります。大山さんは受験までラスト1ヶ月の時点で過去問に取り掛かり始めました。先ほど、大学に進学するなら関関同立以上と決めていたため関西大学1本に絞ったとは話してくれましたが、最初は立命館大学も視野に入れていたとのこと。しかし、2つの大学の対策をするとなるとどちらも不十分な状態で入試を迎えることになるのではないかという思いで関西大学1本に絞りました。
関西大学は入試の傾向が毎年決まっているため、特に苦手な大問1に絞って重点的に対策を行います。
いざ、入試当日。国語と社会は政治・経済を選択。高校で古文を習っていなかったため、古文単語と文法は難しかった様ですが、受験勉強の期間は英語が苦手だったので国語や政治・経済の対策は比較的楽だったと語る大山さん。現代文の対策は「ゼロから覚醒 はじめよう現代文」でしっかりと細かく読む練習をし、政治・経済は、政治・経済で受験する受験生には必ず説いてほしい良本と高田先生絶賛の「蔭山の共通テスト政治・経済」を活用しました。
野球で鍛えたメンタルで受験勉強を乗り越え、更に入試本番もあまり緊張せずに挑めたという大山さん、6日間にわたる入試の結果は2勝4敗という結果でした!
野球漬けから半年で志望校の関西大学に合格した逆転合格劇|まとめ
周りには大学に進学する生徒が滅多にいない高校で3年間野球漬けの日々を送りますが、高校3年生の8月に武田塾に入塾し、関西大学合格を目指して受験勉強に挑みます。
野球で鍛えられた精神で勉強に向き合い、基礎をしっかりと身に付けた結果、6日間に渡る入試の末、2勝4敗で志望校に無事合格できました。
合格したことを学校に伝えたところ、担任の先生は会議中にも関わらず叫んでしまったほど喜んでくれたそうです。応援してくれた家族や仲間・学校・武田塾に合格報告をし、みんなに祝福してもらいました。